rizuのブログ

しげぴのことをつらつらと。

粛々と積もる話②

物好きな皆様こんにちはこんばんは。

こちらは粛々と運針を見た筆者がただその感想をつらつらと語り垂れ流すブログです。

こちらのページは、前回のブログにて(詳しくは粛々と積もる話①をお暇な時にでもお読みください)、粛々と運針を限界うぉたくの目線で語ると豪語した言わば自己満中の自己満ページです。

(完全なネタバレを含みますので、「何回言えばわかるんやワシはまだはじめちゃんを見とらんのじゃ」というノブが居れば是非いち早くブラウザバックすることをオススメします。)


前置きはこの辺で、では早速本題!!


まず、無数に掛る糸にガツガツぶつかって引っかかるしげぴ。初頭猛進すぎて すきぇ🫠って感じでした。ニット帽が浮いちゃうくらいもっふもふの髪もネガティブ履きの5本指ソックスも舞台をふみしめるド扁平足も全部ドツボですけどね!ヘッ!


①のブログで匂わせていた上顎確定演席についてですが、実は何度か入っている中で、桜の花びらが落ちてくるぐらいの席に入ったタイミングがありまして、その際に「俺は化石が好きなんだよーぎゃぁー🐾」の停止時間、「あ」の口で開いたままの口の中がガン見えだった席という理論です。

人間ってあんなに近いと目の前にいるっていう実感わかないんですね。流石概念ofシゲアキ、テレビ見てるんかと思いました。


若干クズ味のある役のため、動きが全部コミカル。中盤、母親に新恋人がいるという話になった時も「男兄弟の場合ってさぁ!」と言いながら手を前後にパタパタ。何その動き、恋ダンスでしか見たことないんだが。

空気読めない諸々の発言もほんっとに最高にKY(え、死語ですか?)で「うぁぁこういうやつ飲み会にいたらまじで無理だなぁー」という感じでした。最&高。


はじめちゃんがキレてニット帽を投げ捨てるシーンで投げたニット帽がたまたま糸に引っかかってしまったんだけど、その後立ち上がるシーンの前にガン泣きしすぎてはじめちゃんニット帽の存在完全に忘れてて、紘に頭指さしのジェスチャーで帽子の存在を教えてもらうお兄ちゃん、かわええ、ザ・兄弟


最後音楽が賑やかになってエンディングを迎えるシーンでは、紘にブイブイ引っ張られてポテポテ走るはじめちゃんが、頼りない兄感凄くてBIGLOVEでした。なのにカテコで手を引くはじめちゃん、もといその姿は加藤シゲアキ。急に大人じゃん、急に俳優加藤シゲアキじゃん。感情忙しいわぁ。すきぇ🫠(これ元ネタわからない人はオードリー若林で調べてくださいね)


さて、またいつもの癖で長々書きましたが……

はじめちゃんは基本超がつくほどドクズ人間だと思います。正確には今もちょっと思ってます。

41歳、実家暮らしフリーター親のスネかじり、親が晩年になってもまだ尚縋りつこうとしている。最悪ですね。

でも、なんかちょっとわかる気がします。だって、はじめちゃんのセリフにもあった「自分のお母さんはお母さんだもん」という一節。不覚にも確かに、と思ってしまった。

桜の木が綺麗なままで一生を終えたい母と桜の花びらが尽きるまで全うして欲しい息子とのギャップが生まれたのはこれですね。

自分の親には親自身の人生があるかもしれないけれど、「自分の親だからこそ、こうなって欲しい、こうであって欲しい」という気持ちは無きにしも非ずなわけで。だからこその「今もちょっと思ってる」の「ちょっと」はここです。


「ちょっと」の共感。ほんの「ちょっと」ですけどね。


なんてまたほらこんなに長く書いてしまったけどもう最高だったということですよ。あの1時間55分から数え切れないほどの学びがある、演劇の良さですよね。次はどんな新しい 俳優 加藤シゲアキを見せてくれるのだろうか。


尽きない楽しみは次回のブログに続くんでしょうね。

こんなに下まで読んでくださったあなたはきっと物好き。またいつかここでお会いしましょう。